クロワッサンやベーグルを食べていたころから、バター、ナッツやチョコクリーム、マーマレードは良く使うのに、それ以外のジャム・コンフィチュールは、いつもいつも余らせてしまうほうでした。余ったのをカレーや肉の煮込みでなんとか使い切る。
ところが、白砂糖を使わないお菓子を作り始めて困ったことの一つに、缶詰のフルーツが使えないということがあります。ほとんどがシロップ漬けだから。旬のフルーツを手に入れて、一から煮るのは理想だけど、手間。さらに生ハチミツだと味が喧嘩する素材も多いので難しい。
だから、フルーツをフルーツの甘味で調理されている、果実多めのジャムは、製菓素材としてありがたい存在です。
今までは、サン・ダルフォー のものを使っていました。でも同じだけ美味しいなら、国内のメーカーのものを使いたいと思って、最近は様々な食材を試しています。
信州須藤農園の100%フルーツ。フルーツを濃縮果汁で炊き上げているもの。
私はとりあえず全種ためしたかったので、ネットで注文しました。
何よりも嬉しいのが、国産メーカーなのにサワーチェリーがあること。これで夏のチェリーパイが作れる!(それまでにサクサクのパイ生地、グルテンフリー版を作り上げなくては)届いて最初に開けたのもサワーチェリー。ストレートに味わいたかったので、
クリームチーズと亜麻仁粉入りクッキーと一緒に。甘さすっきり、ゴロゴロとチェリーがたっぷり。クドさが全くなくて、そのままでもお菓子の素材にも向いている味です。
りんごのジャムは届いた時から、ミルクゼリーに添えると決めていました。りんごの甘煮を添えていたので、ジャムの甘さに合わせてミルクゼリーの甘さは控えます。一口食べてみたところ、ジャムそのままではミルクゼリーが負けてしまう。適量の水とレモン汁で軽く煮て冷ましてから添えました。
ゼリーはミルクと生ハチミツとゼラチンだけ。バニラすら入れないもの。7−8時間冷蔵しないと固まらないくらい、でも型からは外れるギリギリのゼラチン量で作ります。りんごジャムがぴったり。
マンゴーは、ナッツとバナナで作るアイスクリームに添えようかな、とか、クランベリーはやはりお気に入りミートボールか、ベイクドハムとセットかな?とか(これが好きなのは家族で私一人なんだけど)、使い道がどんどん浮かんでくる!