ローズウォーター X グルテンフリー ですから、お料理の随所にローズウォーターを忍ばせました。とはいえ、食事がお花の香りというのは、あまり馴染みがないかもしれない。だからお好みで調整できることと、材料として使う場合はほんのり残り香にとどめるようにしました。
フラワーウォーターがたくさん蒸留できる国では、そのフラワーウォーターでご飯を炊いたりお肉をマリネしたり、どぼどぼと使うようです。日本酒たっぷりで煮魚、みたいな使い方でしょうか?!さすがに日本では勿体無く感じて、少量で香りや効果を活かせる方法にしました。
デトックスサラダ。カリフラワーは解毒効果があるのです。茹でたのも好きだけど、生をぽりぽりと食べるのをぜひ試してほしい。赤い実はフリーズドライのざくろです。ざくろは生だと種が気になるけど、フリーズドライだとカリカリッとそのまま全て食べられて美味しいのですよ〜
ここにお好みでローズウォーターをシュッと、ひと吹き、ふた吹き。
メインのチキンにもローズウォーターを忍ばせています。下準備に使って身を柔らかくさせてから、65℃加熱。
香りはほとんど残らないので、ナッツのキャラメリゼにローズを効かせています。
サラダのクルトン、スープのクラッカー、ケーキの上のカリカリナッツのように食感の異なるものを合わせるのが好きなのです。お肉にナッツのキャラメリゼ、実はすごく相性良い!
イランのサフランで炊いた、雑穀ライス。
以前住んでいたスウェーデンでは、日が短くなり始めると、サフランの入った黄色いパンやお菓子がたくさん売り出されていました。もっとも日が短くなる12月のサンタルチア祭でも、サフランパンが決まった食べ物。暗い、寒い季節だから、目に入る食事も明るい色にしたのかなぁと思っていたら、実は体を温める効果もあるのでした。独特な甘みのある香りがクセになります。
キヌアやチアシードのミックス雑穀は、以前のイベントでもご紹介したドクターズナチュラルレシピのもので、洗わずに使える上に、もちもちと仕上がりグルテンフリー。特にご飯と一緒に炊くと、その美味しさが十分に味わえます。
さあ、お待ちかねのローズジェラート♪
AmiCono さんに注文して送っていただきました。修行先フィレンツェの師匠から教わったというジェラートにもサフランが隠れています。一口食べて、あぁ〜!ローズだ!!という皆さんのパッと華やいだ表情が印象的でした。
薪ストーブの下段はオーブンに。ここでケーキをゆっくり温めておいて。
ほんのり温かいアップルクランベリーケーキにローズキャラメルを。
生クリームをのせたら溶けちゃう!
アーモンドパウダーと大豆粉のグレインフリー生地に生のりんごがたっぷり入っています。大豆粉がしっかり水分を吸ってくれるので、生のフルーツでもベチャッとならない。
これは朝ごはんにもぴったりな軽い仕上がりのケーキなので、レシピカードを参考にぜひ作ってみて欲しいな。
Flowers & Rose water: Vallee des Roses
Gelato: AmiCono
Photos: Chie Uno
Location: GADNA HOUSE