クリスマスには欠かせないジンジャーブレッドクッキー。国やお店によって厚みも味も様々です。シンプルな焼きっぱなしのもあれば、アイシングでデコレーションされたものや、ドレンチェリーがのっているものもあります。
私が好きなのは、薄くてサクッとしていて、噛むとスパイスの香りがしっかり味わえるもの。甘さは控え目で、デザートやおやつというよりも、前菜にも食べられそうな大人な味を目指しています。

昨年のクリスマスには、ギフトセットに入れて販売しました。本当はクリスマスに限らず、形を変えて年中作っていただきたいです。ジンジャーブレッドクッキーと呼ぶとクリスマス限定になるから、他の時期は「スパイスクッキー」としてぜひ。

型抜きして天板に動かすまでは、とても脆いのですが、焼いて冷ますと硬くなるので、ケーキのデコレーションやギフトにもぴったり。

グラノーラパフェにダーラナホースとローズマリーの”モミの木”。

パーティー用にたくさん焼いて余ったら、小さなバッグに入れてお持たせにも。
グルテンフリージンジャーブレッドの材料
通常たっぷりのバターと砂糖でクッキーの旨味、さらにモラセス(糖蜜)を使ってコクを出すことが多いのですが、これはオリーブオイルとはちみつと少量のきび砂糖の組み合わせにしました。
オリーブオイルは普段、料理に使うもので大丈夫。
スパイスはシナモンとクローブと生姜。香りをしっかり楽しむため、生姜はぜひ生のものをすりおろして使ってみてください。
小麦・卵・乳不使用なので、たくさんの方に召し上がっていただけるのではないでしょうか。
たくさん焼いておいて、冷凍保存も可能です。少しずつ食べて、クリスマスシーズンを楽しんでみてくださいね。

ジンジャーブレッドクッキーおすすめ道具と販売店
これからクッキー型を選ぶなら、
- 直径8cm以下
グルテンフリー生地は、特に焼く前の扱いが大変です。型を抜いて天板に移動させるのには、小さめが扱いやすい。
- 金属製
金属のものは、切り口がシャープなので形がきれいに出ます。使っているうちに、ゆがみが出たら、ペンチで元に戻すことも可能なので長持ち。さらに、自分好みに形を変えることもできます。私は上の写真のハート型を少し加工して、縦長にしています。
- アイシングをしなくても形がわかるもの
大まかな枠だけのクッキー型は、カラフルなアイシングをして初めて可愛くなります。中には、デコレーション前のクッキーだと何の形かわからないものもあります。必ずアイシングをするのでなければ、焼きっぱなしでも可愛い型を選びましょう。
- 細すぎる部分が少ないもの
焼きっぱなしで可愛いもの、とは言っても細い部分が多いと割れる確率が上がります。なるべく細くて長い部分が少なめで可愛いものをおすすめします。下の写真の馬の型(ダーラナホース)、よく焼く前に骨折します^^; 手持ちのこういう型を使いたい場合は、型抜きの際に爪楊枝の後ろでそっと外すようにしてください。

クッキー型
合羽橋の浅井商店
合羽橋の馬嶋屋
材料
粉類は全て富澤商店
常備しているはちみつは、iherbのこちらです

Happy Baking!
ジンジャーブレッドクッキー
Ingredients
A)粉類
- 80 g アーモンドパウダー
- 70 g 米粉
- 20 g きび砂糖
- 小さじ 1/4 重曹
B)液体
- 50 g オリーブオイル
- 20 g はちみつ
C)スパイス
- 小さじ 1-1/4 シナモン
- 小さじ 1/2 クローブ
- 小さじ 大盛り1杯 すりおろし生姜
Notes
*天板にオーブンペーパーを敷いておく。
- A の粉類をボウルに入れ、泡立て器でぐるぐるとよく混ぜ合わせる。
- 小鍋にB の液体を入れて、弱火にかけ、ゆっくりと混ぜながら溶かす。
- C のスパイス類を液体に加えて合わせる。
- 粉類のボウルに(3)を入れ、さらに水大さじ1-1/2(分量外)も加えて、ゴムベラでまんべんなく混ぜ合わせる。
- ひとまとめにしてラップで包み、冷蔵庫で1時間ほど寝かし、完全に冷ます。
- 大きく切ったオーブンシート二枚の間に生地を挟んで、3mm-4mm厚さに伸ばす。大きめのポリ袋を使っても良い。クッキー型に米粉をつけながら型抜きをして、オーブンシートを敷いた天板に並べる。170°Cのオーブンで約10分。焦げないように気をつけながら、カリッと焼きあげる。