いったいいつから、ある特定の食べ物を好きになったんだろう、と思い出していて、それを書くことをしています。小麦不使用のレシピを作りたいと思うほど、熱い想いを持ったスイーツには、そのひとつひとつに、思い出やきっかけがあって、そのルーツをたどる作業が最近とても楽しい。
書き出す価値のあるレシピには、文字にするに値する思いがあるはず。
私の定番であるバナナブレッド、スノーボールクッキー、レモンカード。それぞれ溢れ出てくる。ところが、どうしてもグラノーラだけはきっかけを思い出せないのです。初めて食べたのはどこだっけ?何歳の頃だったかな??
実はグルテンフリー生活に変えて、はじめて完成させたレシピがグラノーラでした。パンを食べない代わりとなる朝ごはん。カリカリとした食感が欲しくて作りました。それ以来、これほどまで頻繁に焼いているものはないのに。そもそもグラノーラを外で食べた記憶はほとんどなくて、
ふと大学時代、大好きだったシリアルを思い出しました。
寮生活の学生時代、スクールダイニングで食べる朝ごはんは、生のパイナップルと、この気に入っていたシリアルに低脂肪ミルクをかけたものとコーヒー。毎朝、毎朝、飽きることなく。なんていう種類のシリアルだったかな?ググりました。
クラックリン・オート・ブラン。原材料を見てみると、オートミール、ココナッツ、シナモン、ナツメグ、とある。なんと!Kana’s Place のグラノーラの材料と一緒でした!グラノーラの基本は同じような材料なので、こんな経験があってもなくても似たようなもになっていたと思うのですが、あの味を無意識に求めていたのかな・・・と思うと、好みの変わらなさに驚きます。
これはあくまでも私の思い出話。Kana’s Place でグラノーラ作りを習ってくれた人たちが、それぞれの想いと好みを加えることで、その人にしかないストーリーを作っていってくれたら嬉しい。